歌詞録⑦
いくら悲しいことがあったって
いくら楽しいことがあったって
全てが美しい記憶だと
まとめ込んだらそれでよかったのに
愛していたことも思い出せず
日々は過ぎてく
自分の中で死んだ感情と
向き合うこともせず
心ではきっとわかっていたはずなのに
消えてく涙は頬を伝うこともなく
ただキラキラ光っていたあの日を
待ち望んで
ただ命吹き込んだ
貴方を忘れてもそれでも
またその日が来ることを願うのは
私だけですか?
10年前の記憶にそっとさよならを告げることなど
簡単な筈なのに
それが難しかった
ひとつまみのスパイスにきっと
夢中になってしまったんだろう
一口のお酒でさえすぐに酔ってしまいそうで
泣きたい時に泣けないはずなのに
泣きたくない時に泣いてしまう
そんなひねくれた私だからきっとこうなってしまうのね
待ちくたびれたあの日でさえも
美しくそこにいる