みゆぬ’s blog

情緒的な感情になった時に更新する私のブログ。普通の人の皮を被った変人詩人。歌詞録は別に歌に乗せてるわけでもなく、ただ、歌のリズムで詩を書き記しただけです。

歌詞録20

何かに名前をつけると

それが素晴らしいと褒め称えるけど

名前がないものに誰も興味など持たなくて

 


何かが評価されると

人はすぐに飛びついて便乗するけど

目の前の綺麗なものには気づかなくて

 


自分の中の悲しい部分に

触れるのは怖いから

明るい部分だけ見続けて

今を生きていることなど忘れたい

 


誰かが言った好きという言葉に

惑わされて嬉しくなるように

誰かが言った嫌いという言葉に

一生悩まされて

どうして僕らはそんなに

傷ついたり喜んだり

目先のことはどうせすぐに消えてしまうのに

 


名前のない僕たちは

世間の端で泣いて

かわいそうな病人は

かわいそうと言われたよ

名前のない僕たちは

一生惨めなんだよ

音を奏でる演奏家

今日も綺麗に泣いていた