みゆぬ’s blog

情緒的な感情になった時に更新する私のブログ。普通の人の皮を被った変人詩人。歌詞録は別に歌に乗せてるわけでもなく、ただ、歌のリズムで詩を書き記しただけです。

歌詞録⑤

薔薇の夜のように

 


雨の日の貴方の横顔は

バラのようにきっとそう美しかった

長い睫毛に一粒の雨粒

それがなんともいえない程

 


愛していたきっと愛していた

あの世に逝ってしまうほど

その赤い唇と頬にやられてしまいそうになるわ

 


少しダボっとした上着を着てさ

細い体から長い足が伸びて

きっと違うでしょ私を見てない

それでも見つめてしまうのそう

 


薔薇のように美しくて

儚く消えて散るような

貴方を見てると私まできっと

消えてしまいそうだわ

なんて夜なの二人駆け出して

一人抜け駆けはなしよ、と

叶うはずもない一輪の薔薇に

思いを潜めて

 


白い肌は血管までうすらと見えてしまうほどに

細いくせにしっかりとした骨格なんて

ずるすぎやしないか

見た目だけで恋に落ちる

そんなことするほど私は

バカじゃないのよ本当だったら

バカじゃないのに

 


なんて貴方は狂わせた一輪の薔薇よ

そうよ美しく舞い散れ

消えてしまいたい私までもそう

二人ならばいつまででも、と

なのに貴方はそんなこと思ってない

感情のない薔薇のように

ただ美しい薔薇のように

夜に抜け出した薔薇のように

 

 

 

舞い散れいつかは消える貴方に