ありのまま
大学受験は必要ないとは言い切れないけど、私はあまり重要視していない。
私には自信があった。偏差値の高い大学に行こうと行かまいと私の人生はバラ色だから。そう信じさえすれば。
というか、そんな、たった一つの試験で人生決められてたまるか、と思っていた。
だから私はありのままに勉強した。嫌な時はやらない。やりたい時だけ勉強する。
辛いことがあればすべて詩にした。
歌が大好きだったから、歌いたい時はカラオケに行って歌いまくった。
確かに私は、努力できる人間は素晴らしいと思う。勉強に関しては私はそれができなかった。
だけど、関係ないよな。
私は第一志望は落ちたけど、ショックなんか受けてない。強いて言えば、都会の大学に行きたかったなぐらいで、なんの不満もない。
そんな一つの概念にとらわれずに、好きなことを好きなままやることが美しい。
好きなことでお金を稼げなくても、いくら借金してもそれでいい。
ただ企業に就職して下を見て働くのはごめんなのだ。
お金は大切だよ。と人はよくいう。
たしかにそうだ。
でもそれより守りたいものがあることこそが美しくそして意識を超えた人間なのではないか。
そこを求めるのだ。私は。